6年連続「健康経営銘柄」に選定
次の一手は若手社員の運動習慣づくり

導入事例:大和証券グループ本社様

在宅勤務の導入により、自宅でのBeatFitヨガ・筋トレ・ストレッチ等の利用が増えました。(写真は社員の利用イメージ)

 

社名    株式会社大和証券グループ本社

業種    証券業

従業員数  15,904人(2020年3月末時点)

 

従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む上場企業を原則1業種1社で選定する「健康経営銘柄」。2015年の開始から6年連続で選定された企業は、上場企業3,707社*¹の中でたった6社のみです。(*1 2020/6/19時点)

 

そのうちの一社に名を連ねる「大和証券グループ本社」では、様々な健康施策に取り組まれてきました。その大和証券グループが、どんな経緯でBeatFit for Businessを導入し、どのように活用されているのか、人事部健康経営推進課長 安藤さん、大和証券グループ健康保険組合 常務理事 糸井さんのお二人にお話を伺いました。

 

 

御社の健康経営の取り組みについて教えてください。

 

安藤さん:弊社では、2008年のメタボ健診義務化をきっかけに、人事部・健保組合・総合健康開発センター(医務室)の三者が一体となり、社員の健康管理、健康増進に取り組んできました。健康経営推進体制の強化のためCHO(最高健康責任者)を選任し、人事部内に健康経営推進課を設置しました。また、健康白書の発行を開始し、CHO主催の「健康経営推進会議」を発足、四半期ごとにグループ横断で開催することで、課題認識、取組みの評価、改善を行い、健康経営のPDCAサイクルを回しています。

 

 

これまでに従業員への運動支援は行ってきましたか?

 

安藤さん:「KA・RA・DAいきいきプロジェクト」と名付け、2016年より様々な活動に取り込んできました。具体的には、毎年春と秋には「ウォーキングチャレンジ」を開催し、歩数に応じてポイントを付与することで参加者を増やす工夫をしています。また、「プラス10運動」では1日10分、身体を動かす時間を増やすことを推奨しております。

 

糸井さん:グループごとに自発的に目標をたて、みんなで目標達成を目指す「グループチャレンジ」も開催しています。例えば、毎朝つま先立ちと腹式呼吸で体幹を鍛えるチーム、昼食後にフロアまで階段を使うチームなど様々です。

 

(左)人事部 健康経営推進課長 安藤さん(右)大和証券グループ健康保険組合 常務理事 糸井さん

 

 

導入のきっかけは

『若手社員の参加率向上』

 

 

BeatFitを導入したきっかけを教えてください。

 

安藤さん:前述のような施策を行ってきましたが、参加者の多くが40代以上であり、若い世代の参加率が上がらないという課題がありました。20代・30代は今は比較的健康なので、健康への興味を引くのが難しいのですが、健康意識のないまま40代に入ると気がつけば特定健診対象者になっているということも少なくありません。グループ内での健康経営推進会議でも、20代・30代の肥満が進んでいるというデータが上がっており、対策の必要性を感じておりました。

 

BeatFitなら場所や時間に制限されずアプリで手軽に行える上、ダイエットやボディメイクなど目的に応じてメニューを選べるので、若者にも刺さるのではないかと考え、導入に至りました。インストラクターが励ましてくれるので、運動の継続につながるという点も期待しておりました。

 

 

他のサービスも検討されたのでしょうか?

 

安藤さん:運動習慣を支援するBeatFitのようなサービスは他にあまり見かけませんでした。ウォーキングアプリやランニングアプリも検討しましたが、利用状況を集計することができること、インストラクターの存在も含め、BeatFitを選択しました。

 

 

導入していかがでしたか?

 

糸井さん:目的としていた20代、30代の参加率も目標数値を達成し、非常に満足しています。もちろん、若手だけでなく40代以上にもバランスよく利用してもらっているので、ポピュレーションアプローチ*²として、有効だと実感しました。

(*2  全社員が健康づくりに向けた知識や判断力を養い、改善にむけて行動できるようになるための施策)

 

安藤さん:費用対効果の観点でも満足度は高いです。4月の緊急事態宣言後は多くの従業員が在宅勤務体制となり、アプリの利用率が急増しました。事前に導入しておいて本当によかったと思っています。

 

 

実際に社員の方からBeatFitを使った感想は届いていますか?

 

安藤さん:「痩せた!」「BeatFitやってます」と社内の若手からの声も聴こえてきております。40代以上の利用者も多いですが、「カッコいい身体を作る」というメッセージが若い世代に響いていると実感しました。また、健康増進という直接的な目的達成だけではなく、若者同士のコミュニケーションやテレワークに置ける生産性向上にも効果があったと感じています。

 

 

大和証券グループ健康保険組合の広報誌「けんぽだより」ではBeatFitのダイエット成功例を掲載。なんと、役員にも愛用いただいているそうです!

 

利用者を増やすために

『社内告知やキャンペーンを実施』

 

 

社内でのBeatFit利用率を上げるために告知はどんなことをされていますか?

 

安藤さん:弊社では全国の支店に、毎朝サテライト放送で情報提供を行っているのですが、そこでBeatFit導入のお知らせを案内するとともに、BeatFitの紹介動画を流しました。動画が非常にわかりやすいと思います。他にはイントラネットへの掲載、健保広報誌への掲載、食堂の全テーブルにポップを設置するなどを行いました。

 

糸井さん:ウォーキングチャレンジを開催した時期には、BeatFitのおすすめメニューを合わせて紹介することで、利用を促進しました。

 

 

在宅勤務下で

『アプリでの運動支援の効果を確認』

 

 

在宅勤務へ移行した2020年4月、5月にBeatFitの利用が急増しました。キャンペーンを実施したことも大きな要因かと思いますが、どんな内容だったのでしょうか?

 

安藤さん:在宅勤務が続き、社員の運動不足を危惧しておりましたので、「5月中にBeatFitを3クラス実施した人の中から、抽選で健康グッズをプレゼント」というキャンペーンを急遽企画し、実施しました。その成果もあり、想像以上に参加者が増えて驚きました。

 

 

コロナウィルスの影響で在宅勤務が続いた4月、5月には利用が急増した。(利用者1人あたりの平均再生回数)

 

 

データ分析用ダッシュボードとはどのように使っていますか?

 

安藤さん:まず、使い方の説明を受けずとも、感覚的にわかりやすいところが良いですね。データを人事や健保の担当者が確認できるのは便利です。主に、利用状況や人気のコンテンツの確認をしています。また、ダッシュボードのデータをエクセルでダウンロードして分析したり、直近1ヶ月のデータに絞り、会議で配布して報告する際にも活用しています。

 

 

最後に、今後BeatFitに期待することはどんなことでしょうか?

 

安藤さん:社内告知やキャンペーンの成果で利用率が全従業員の20%を超えてきました。今後は利用者をさらに増やしていきたいので、引き続き協力をお願いいたします。

 

 

本日はありがとうございました。社内の利用者をさらに増やすべく、引き続きお手伝いさせてください!